女の子のための1日~ひなまつり~

みなさん、「ひなまつり」という日本のお祭りを聞いたことがありますか?
ひなまつりは「女の子のための日」なんです。
今回は、ひなまつりで食べられるお菓子を中心に、お祭りとお祝いのしかたを紹介します!

ひなまつりとは…

「桃の節句」とも呼ばれる、3月3日に女の子の健やかな成長を祈る日です。
なんと、平安時代(8世紀末~12世紀末)から続いていると思われる歴史の長い行事です。
「雛人形(ひなにんぎょう)」という人形を階段状になっている台に並べ、部屋に飾ります。
また、ちらし寿司や菱餅(ひしもち)、ひなあられなどを食べるのが習慣です。

ひなまつりで食べられるお菓子とその意味


菱餅(ひしもち)・桜餅・ひなあられ・アメを順番に紹介していきます。

1.菱餅(ひしもち)


菱餅(ひしもち)は、ピンク・白・緑のおもちを重ねてひし形に切ったものです。
それぞれ色には意味があり、
・緑…長寿や健、緑の大地
・白…清浄、白い雪
・ピンク…魔除け、桃の花
を表しています。
3色合わせると、「春近い季節、雪の下には緑の草が息づき始め溶けかかった雪の残る台地には桃の花が芽吹く」という、なんとも日本らしい季節を感じさせる意味を持ちます。
かじってみたのですが、硬く、乾燥していて味もあまり感じませんでした…。
食べるのには向かないみたいです。

2.桜餅


桜餅は2種類あります。
左側が主に関東で食べられている桜餅で、右側が主に関西で食べられている桜餅です。
左の桜餅は、小麦粉と水で作った皮であんこを包んでいます。
右の桜餅は、もち米であんこを包んでいます。

外側に巻いてあるのは塩漬けされた桜の葉です。
香りが強く、餅にも味が付いています。
独特の香りと味なので、日本人でも好き嫌いがはっきり分かれるようです。
私は苦手です…。
桜餅は、菱餅のように意味があって食べられているわけではないそうです。
食べづらい菱餅の代わりにつくられたという説もあります。

3.ひなあられ


「あられ」というのは、お餅を長さ2、3センチ、縦横5ミリくらいの長さに切り、火であぶったお菓子です。
噛んだときにサクッと良い音のするお菓子です。
ひなあられは、菱餅(ひしもち)を家の外で食べられるようにするためにつくられたと言われています。
菱餅と同じように、ピンク・白・緑のあられがあります。

・緑…木々のエネルギー
・白…大地のエネルギー
・ピンク…生命のエネルギー
を表しているそうです。
さまざまなエネルギーを取り込み、健康でいられるようにと願いが込められています。
写真にある茶色いあられは主に関西で食べられているあられで、醤油で味付けされています。
ピンクは梅味、白と緑は甘かったです。

4.アメ


ひなまつりのお菓子にはアメは入っていませんが、よく売られているので紹介します!
アメは日本の伝統的なお菓子です。なんと、8世紀の日本の書物にアメが登場しているんです!

中に花やおだいりさま・おひなさま(雛人形(ひなにんぎょう)の一種)の絵が描かれています。
カラフルなので華やかにひなまつりを彩ってくれます。
色によってコーラのような味だったりメロンのような味だったり様々です。
甘くカラフルなのでお子さんは喜びます!

今回紹介した商品は…

全てスーパーで、菱餅は428円(税抜き)、桜餅は4つ入り238円(税抜き)、ひなあられは288円(税抜き)、アメは298円(税抜き)で買いました。
どこのスーパーでも同じくらいの値段で買えると思います。
どの家庭でも簡単に準備することができます。
見つけたらぜひ食べてみてくださいね!

Written by yui